BVカウントダウン五日前!
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やあ、僕の可愛いプリンセス。
今日はTYBFDブラックバニラディスクの、発売五日前。
貴女にそれを知らせようと思って、今日はやってきたんだ。
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……早く約束の日が来たら良いのにな。
貴女と一緒にしたいことや、行きたい場所がたくさんあるんだ。
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…………。
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…………。
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……!?
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お、お、オレっち知らなかったっしょ……。
ニノってベリーちゃんと二人きりのときってそういう感じなわけ!?
つか、敬語じゃないニノってニノっぽくない的な!?
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おれも知らなかったです!
でも、なんだかいつもの二之宮さんより、飾らない感じがして素敵ですね!
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な……!!
な、何故君たちがここにいるんですか!!?
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なんでって、今日はカウントダウンの日っしょ?
オレっち達もニノの応援しようと思ってさ。
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はいっ。
TYBでお姫様が二之宮さんを選んだのは悔しいですけど……。
お二人には幸せになってほしいですからっ。
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そ、それはありがたいですね、感謝します……!
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にゃ? なんかニノってば顔赤くにゃい?
どーしたの? 熱でもあんの?
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あ、本当だ。
二之宮さんってば顔真っ赤ですよ?
大丈夫ですか?
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だ、大丈夫です、お気遣いなく……!
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……あ。
なになに、もしかしてニノってば照れてんの〜?
ニノにも可愛いとこあんじゃん!
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なっ……!?
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こら、虎太郎!
ダメだよ、そんな風にからかったら!
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ええ、そうですよ岬君。
全く岬君には品位というものが……。
百瀬君を見習ってですね、
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二之宮さんだって可愛い恋人の前でぐらい
デレデレしちゃっても仕方ないよ!
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…………。
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あ、すいません二之宮さん!
別におれ、いつもと違う二之宮さんが、恋人の前では
ちょっと可愛い感じになるんやなあなんて思ってないですよ!
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……なあモモ。
オレっちよりもモモの方が、ひでーこと言ってる気がすんだけど。
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わあああっ、ごめんなさい!
すいません二之宮さん!
おれ、悪気はなかったんですっ。
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……ふ、ふふふ、ふふふふふ。
いいんですよ、百瀬君。
幸せなカップルである僕が、幸せっぷりを振り撒いて何が悪いって言うんですか。
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あ、開き直った。
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ええ、開き直りますよ……!
僕は彼女という素敵な恋人を手に入れて、今現在幸せいっぱいなんですから!
……と、いうわけで。
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貴女に会えるまであと五日。
おとなしく待っているのは辛いけど……。
その分、貴女のことを恋しく思う気持ちは、僕の中で大きくなるばかりだ。
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五日後に迎えにいくまで、待っていてくれ。
愛しているよ、僕のプリンセス。
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ひゅーひゅー!
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うるさいぞ岬!
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あはは、おしあわせに!
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