FGカウントダウン六日前!
| えーっと今日はTYBフレッシュジンジャーの発売日六日前ってぇわけだが……。
今日のカウントダウンを任された諸星哲だぜ! |
| やー……、あんたに会えるまで後六日か。
楽しみで仕方ねぇや! |
| ――…ご機嫌ですね、諸星君。 |
| おわ……!? 悠斗!?
なんでお前がここにいんだ!?
今日はフレッシュジンジャーチームのカウントダウン六日前だろ? |
| 二之宮だけじゃないぞ。俺もいる。 |
| 拓海まで来てんのかい!?
なんだか急に賑やかになっちまったな〜…。
一体何がどうなってんだい。 |
| 簡単なことですよ。
僕が! プリンセスに! アピールを!
するためです。 |
| 俺は、君の応援をするために。
君に負けたのは悔しいが……、君はプリンセスを幸せに出来る男だと俺は思っている。
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| 悠斗はともかく、拓海……。
おまえ、良い奴だよなあ! |
| ……僕はともかく、とはどういうことですか。
まあ、プリンセスへのアピールは三割ほど冗談です。
僕も君の応援をしにきてあげたんですよ |
| 七割は本気だったのか。 |
| ……九条君。
君は黙っていてください。 |
| そういうわけにはいかないな。
俺には諸星を応援するという任務が残っている。
諸星。 |
| お、おう。なんだい? |
| 君は……、プリンセスのことをどう思っているんだ?
今改めて、君の気持ちを聞かせて欲しい。 |
| そうですね……。
生半可な気持ちなら、僕は認めませんよ。 |
| あー……。
なんだか、改めてお前らの前で宣言すんのも恥ずかしいが。
ここはちょっと気合い入れて言っとかねぇとな! |
| 俺は、お姫様のことが大好きだ。
会えるまであと六日しかねぇが、それが待ちきれねえぐらい、早く会いたくてたまんねぇ。
俺はそれくらい、あの子を愛しちまってんだ。
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| …………。 |
| …………。
なんだか聞いているこちらが恥ずかしくなりますね。 |
| う、うるせぇやい! 俺だって恥ずかしいんだよ!
でもまあ、正直な俺の気持ちだからな!
わかってくれたかい? |
| 見事だ、諸星。
そんな君になら、俺もプリンセスを託せる。
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| ……仕方ありませんね。
今回は引いてさしあげますよ。 |
| ははっ、そりゃあよかったぜ! |
| それじゃあお姫様、また次のカウントダウンで会おうぜ! |
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