……ってあれ？　どうしたの？
きみ、なんだか顔が赤くなってない？

へ？　おれが子供なんて言うから？
わわっ、そ、そういう意味じゃなくて……っ。

えっと、それじゃあどういう意味かって言われても困るけど……っ！！

きみがそんな反応すると、おれまで恥ずかしくなって
きちゃうよ。もう……っ。ふふっ……。

あ〜あ、顔がなんだか熱くなっちゃった。
きみも？　ふふ、真っ赤だね。

赤くなったきみは、ほんまにかわええなあ……（※キス）

えへへ、もっと赤くなったね。
いきなりキスするなんてダメだった？

二人きりの部屋の中だからいいかな、って
思ったんだけど。……ひょっとして、嫌だったかな。

嫌じゃない？　いきなりで恥ずかしかっただけ？

えへへ、それならよかった。
結婚式の前日に、花婿が花嫁を怒らせちゃうなんて大問題だからね。

じゃあ、怒ってないなら……もっとしても、いい？

君という守るべき相手がいなければ、俺はきっと
もっと弱い人間だったはずだ。
君を守り、支え、君に相応しい男にならなければと
思うからこそ、俺は立っていられる。

君にとって俺が立派な男に見えているのなら……
それは、君のおかげに他ならない。
ありがとう。俺を支えてくれて。

……君に、ずっと俺の側にいてほしいんだ。
俺の隣で、笑っていて欲しい。
その笑顔のためならば、俺はいくらだって頑張れる。

……君のことを、愛しているよ。

……（※キス）

これからも、共に長き人生の道のりを歩いて行こう。
最愛のパートナーとして。

思い出なんざ、どうでもいいが……。
お前と出会ってから過ごした時間は、悪くなかったかもな。
お前は馬鹿がつくほど、お人よしな上にとろい女だからなぁ？
からかってて、飽きることはなかったぜ。

ククッ……本当のことだろうが？
あーはいはい、うるせぇな。悪かったよ。
いいじゃねぇか。これから先の人生も
退屈しねぇで済むってことなんだからよ。

……なに驚いてんだ。そういうことだろうが。

俺に一生……ついてくるんだろ？

はっ、素直じゃねぇか。悪くねぇ反応だな。
いいぜ……ご褒美だ、くれてやるよ。……（※キス）

キスくらいで、ぼーっとしてんじゃねぇぞ。
明日から、お前は正式に俺の物になるんだ。

こんなもんじゃ許さねぇ。
俺の気の済むまで、壊れるくらいに愛してやるよ。
……覚悟しとけ。