チヒロ:
敵の弾はね、よく見て避けるの。
避けてから反撃してみて?
拓海:
こ、こうか?
チヒロ:
うーん、惜しい!
もしかしたら拓海くん、 力入りすぎなのかな?
チヒロ:
ちょっとだけ力を抜いてみて。
あと、もう少しタイミングをはやく
してみたらどうかな?
拓海:
こ、こうかな?
チヒロ:
うん、そうだよ!
良い感じだね!
拓海:
そ、そうか。こうか。
な、なるほどな。
チヒロ:
拓海くんだったら
きっとすぐに上手くなるよ。
拓海:
……そうかな。
どうも……ありがとう。
チヒロ:
あっ、ど、どういたしまして。
チヒロ:
(なんだろう。
いつもの拓海くんじゃないみたい。
上目遣いでお礼なんて……)
拓海:
君は……教えるのがうまいな。
チヒロ:
そんなことないと思うよ?
普通じゃないかな。
拓海:
だが俺には伝わった。
またわからないことがあったときは、
是非君が教えてくれ。
チヒロ:
うん、わたしでよければいつでも。

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