歩夢:
うん、そうなんだ。アイドルになろうと思って歌ったり、漫才をしてたわけじゃない。
歩夢:
ただ、おれが歌ったり、漫才をしたりして、じいちゃん、ばあちゃん達が喜んでくれるのが嬉しかったから。
歩夢:
そうやって続けてるうちに、だんだん舞台が大きくなっていって今のモモマゴになったんだ。
チヒロ:
そうだったんだね。そういうのって、すっごく歩夢くんらしいよ。
チヒロ:
(歌で有名になろう、とか、漫才で有名になろう、とかそういう自分のためのステージじゃなくて……)
チヒロ:
(歩夢くんはいつも、集まってきてくれる人の笑顔のために、頑張ってるんだね)
歩夢:
だからおれ、きみが皆を笑顔にしたいから一緒にステージに出たいって言ってくれたのが、本当に嬉しいんだ。
歩夢:
おれの気持ち、ちゃんと伝わったんやな~、って。
歩夢:
やっぱりたまに、目立ちたいだけだろ、みたいなことを言ってくる人もいるんだけど……。
歩夢:
そうじゃないことを、ちゃんとわかってくれる人がいるって、すっごく心強い。
チヒロ:
歩夢くん……。
チヒロ:
(いつも楽しそうに笑って、ステージの上でも明るい歩夢くんにも、いろいろあるんだ……)

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