TOKYOヤマノテBOYS

HONEY MILK 数量限定版 特典DVDエピソード

「プリンスたちがクラスメートだったら」

もしも、プリンスたちがクラスメートだったら。
席替えやランチタイム、体育祭の後のフォークダンス……
プリンセスのために尽くしてくれる、夢のような一時。

プリンスたちがクラスメートだったら・席替え!

虎太郎

前回ってか今は席が離れちゃったけど、
今度こそベリーちゃんの隣になるぞ!

歩夢

すごい気合いだなぁ、虎太郎。
でも、彼女はクラスのプリンセスだから
隣を狙ってる人は多そうだよね

虎太郎

そうなんだよなぁ~ でもでも!
オレっちほど燃えてるやつはいないっしょ!
オレっちの願いは、きっと席替えの神様に届くっつーの!

歩夢

席替えの神様……とげぬき地蔵より効果あるのかなぁ?

虎太郎

もしくはクジ引きの神様! じゃなかったらフルーツの神様!
ベリーちゃんの隣の席になれますように、
ベリーちゃんの隣になれますように……!

悠斗

それは叶わぬ願いですね

歩夢

あ、二之宮さん

悠斗

誰が彼女の隣になろうと、最終的にその席は、僕のものになる。
既に、買収の準備はばっちりですから

虎太郎

ニャにぃ!? 買収とかズルっしょ!
オレっちは何を詰まれても、絶対に席を譲らないっつの!

悠斗

ほう? では、こういうのはいかがでしょう?
今回のテストの点数、悪かったんですよね?
次の通信簿の成績をパーフェクトにするよう
学校側にかけあいましょうか?

虎太郎

ニャ……! だ、だめだ、誘惑に負けちゃ! それに、隣になれば、オレっちと
ベリーちゃんの、ハグよりすごいラブラブDayが毎日続くんだ!

悠斗

おや、これでもダメですか。ではお次は……

歩夢

って、ストップ! 二之宮さん。それに虎太郎も、
そういうずるは、駄目ですからね。お姫様も、嫌いだと思います

悠斗

むっ……

虎太郎

お、オレっち別に、揺らいでなんていねーし!?

歩夢

十分揺らいでいるように見えたよ?

虎太郎

……すいません

歩夢

あ、席替え始まりますよ。さっそく、くじを引きに行きましょう

悠斗

ふ……いよいよ運命の時間ですね

プリンスたちがクラスメートだったら・お昼ごはん!

悠斗

ちょ、ちょっと待ってください!

歩夢

どうしました?

悠斗

もしや、君、プリンセスと一緒にランチをするつもりですか?

歩夢

はい。いつもお姫様、屋上でお昼を食べているじゃないですか。
だからお弁当を持って、ここで待っていたんです。
お姫様、一緒に食べましょう!

悠斗

そうはいきませんよ!
今日プリンセスは、僕と一流のランチプレートを楽しむのですから

歩夢

え? そうなんですか? でも、おれのお弁当も食べて欲しいです

悠斗

確かにそのお弁当の素晴らしさは認めますが、
僕が手配したシェフの腕には、やはり負けるでしょう

歩夢

うーん? お弁当って、勝ち負けじゃないと思いますよ?

悠斗

なっ……せ、正論ですが、しかし……!

虎太郎

ちょーっと待ったー!

歩夢

あ、虎太郎

悠斗

君はこなくていいです

虎太郎

にゃー!? ちょっと待って、オレっちも屋上に入れてー!

歩夢

二之宮さん、虎太郎だけ締め出しちゃ可愛そうですよ。
お姫様も、そう思いますよね?

悠斗

ふう、貴女が言うなら、仕方ありませんね。
うるさい人間には、上がってきて欲しくなかったんですが……

虎太郎

やい、ニノ! おまえナチュラルに酷いだろ!
オレっちの扱い、ひどすぎんだろ!

悠斗

岬くんには、そういう役がよく似合ってますよ

虎太郎

それ笑顔で言われても、嬉しくねー!
ていうか、ベリーちゃんは、オレっちと一緒にランチするんだ!

歩夢

ええ? 虎太郎も、お姫様を誘ったんですか?

虎太郎

え? モモ? まさかおまえも……。
って、なんだこりゃ! すっげー装飾にすっげー弁当!
で、でもダメだっての!
ベリーちゃんはオレっちと購買部ベスト5を食べんだから

悠斗

違います。僕がご一緒するんです

歩夢

困りましたね……。そうだ、きみはどれが食べたいですか?

プリンスたちがクラスメートだったら・体育祭のフォークダンス!

悠斗

フォークダンスは久しぶりです。
社交ダンスならいつも踊っているのですが……ですが、
どんな踊り手より、貴女と踊れるこの一曲が嬉しいですよ

悠斗

ふふっ、貴女の照れる顔が、いつもより間近で見られますね。
けれど、僕と貴女にふさわしいのは、
フォークダンスの輪やミュージックではなく、もっと別のものです

悠斗

さあ、僕と貴女だけの、ワルツがここから始まります。
今こそこの輪を抜け出して、
ふたりだけの舞踏会へと参りましょう

虎太郎

あ……そっか、一旦抜けたから、
タイミングわかんなくなっちゃってんだね。
大丈夫、オレっちに任せてよ!
はい、手を繋いで~
タラタッタタララララン、タタタンっ♪ 今だ!

虎太郎

お礼なんていいんだ。
オレっちがベリーちゃんと踊りたかっただけなんだからさ。
あーやっと踊れる! 待ちくたびれて、腐ったミカンになりそうだった

虎太郎

あ、そのスマイル最高!
そうそう、ダンスはニコニコしながらだよねー!
こうしてると、ベリーちゃんの笑顔を、オレっちが独り占めじゃん!
オレっちと一緒に踊ってて楽しい? ベリーちゃん?

歩夢

なんですか? 嬉しそうですね?
え……? 目線の高さが近い?
もーそれって喜ぶことじゃないですよ。
おれとしては、悲しくなります

歩夢

そうですか?
普通、女の子は背の高い男のほうが、頼りがいがあって、
ほっとするんじゃないですか?

歩夢

なんだか照れるな……まあ、今日の体育祭でも、
この背の低さを活かして、障害物競走は一番になれましたから、
良しとします。今日は楽しかったね

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