運命の七日目を明日に控えたその日、
プリンスたちは集まって、プリンセスと過ごした日々を振り返る。
それは、彼らだけの、ヒミツのお話――。
まあとにかくさ、渋谷の連中に、
自慢しまくったわけよ。
コイツ、カワイイだろー、って
で、まあアイツらも調子いいからさ。
いろいろ言ってくれるワケ。
オレとアイツがお似合いだー、とか
だから、なんかカップルらしく
見せつけてやろーと思ってさ。
アイツの肩抱いてみたんだよな
抱くだと……!?
ジョー、反応しすぎ。肩だから、肩
へへっ、マジで可愛かったぜ。
真っ赤になっちまってんの。
あんま可愛かったから、ちょっと顔覗き込んでみたら
ますます赤くなっちまってさ
キリーって、好きな子いじめるタイプでしょ
どうだろ? ま、ケッコー楽しかったかもな。
くくっ……あのままもうちょい、攻めてたら
アイツどうなってたんだろーな
桐嶋。女性を攻めるとは、関心しないな
まー、そう言うなって。オレが、なんかすっと
照れてくれんだぜ? そりゃ、いじりたくもなるっつの
その気持ちはわかるね。照れて焦る姿、悪くない
……俺は、何より君達二人から彼女を守るべきなようだ