つーわけで、モチめんたいコーンもんじゃ、おまちー。
なんだかんだ言って、ちゃんと持ってきてくれる
桐嶋さんって偉いですよね……。
そりゃサンキュー。けど、
最初のもんじゃは、オレに作らせてくんね?
それは構わないが……誕生日だというのに、
労働させるのは忍びないな。
まー、あれだ。最初のもんじゃは、
プリンセスのために作ってやりてぇじゃん?
ほら、今日ホワイトデーだし。これはオレからのプレゼントっつーことで……。
ほら、プリンセス? できあがったら、
あーんで食わせてやっからな?
ず、ずるいよ、桐嶋キュン!
だったら……ハニーちゃん、おれ様は、
きみにあーんして欲しいナ。
こらこら、焼いてない状態のものを
流し込んじゃ駄目だろう。
くっ……なるほど、確かに少しは、お上手ですね……。
だが、僕だって……田中!
よし、桐嶋君、僕と勝負です。
僕の完璧なもんじゃ焼きを、お見せしましょう!